弊社が発行しているお客さま向け情報誌『365c.』とのコラボ企画として開催した「春のサンドイッチコンテスト」。
本誌のレシピを監修する料理研究家・谷島せい子先生に応募作品を見ていただき、受賞作品が決まりました! 谷島先生からのコメントともに、コンテストの結果を発表します。
当初は、「春の食材を生かしたで賞」「アイデア賞」「映え賞」の3つの受賞作品を決める予定でしたが、「映え賞」のかわりに谷島先生特別賞の「お見事で賞」「さわやかで賞」が加わり、計4つの賞の贈呈が決まりました。
谷島先生のコメントとあわせて、受賞作品をご紹介します!
「2種のマフィンのオープンサンドです。手前は、バジルソースで味付けした蛸、奥はズッキーニと茄子のトマトミートソースをのせ、それぞれカマンベールチーズと、春らしくスナップエンドウをトッピングしました。市販のパスタソースを活用すれば、簡単においしくつくることができます」
「春は豆類が旬を迎える季節でもありますので、スナップエンドウはまさに春の食材です。豆を見せるようにトッピングしたことで、より春らしさが感じられてよいと思います。手前はタコ、奥はトマトミートソースと、赤い色のアクセントも効いていますし、見た目はもちろん満足感の得られそうな点もよいですね」
「タラの芽の天ぷらをイングリッシュマフィンにサンドしました」
「タラの芽の天ぷらサンドとは、ナイスアイデアですね! 冬の間に蓄えられた栄養がたっぷり含まれているのも山菜の魅力です。春特有の味覚のひとつ「苦味」を楽しめるサンドイッチだと思います。揚げ物の油っぽさをおさえるためにレモンが添えられている点も、よく考えられていてよいですね」
「イングリッシュマフィンから手捏ねでつくり、エッグベネディクトとベーコンをはさみソースをかけました」
「春が旬のたまごを使った鮮やかなサンドイッチですね。エッグベネディクトのソースとお皿の黄色がマッチしていて、テーブルコーディネートも素敵だと思います。イングリッシュマフィンから手づくりとは、素晴らしい!」
「小さなパンに冷蔵庫の残り食材や庭で採れた野菜やハーブ、果実をのせたカナッペ」
「華やかな見た目で、見ているだけで楽しくなるサンドイッチですね。冷蔵庫の残り食材を使っているのもナイスアイデア! さまざまな食材をトッピングすることで、全体的にバランスのとれた食事になる点もいいですね。お皿もポップで、パーティーなどにもぴったりのアイデアだと思います」
「栃木県では早春の野菜の『かき菜』を家庭菜園でつくっています。同じく家庭菜園でとれたにんじんを使って焼き上げた円形の食パンを使いました。中に挟んだものは、庭で取れたレタスとメンチカツ、エビと卵です。
かき菜のバターロールには、近くの農家の方がつくっている『とちおとめ』をホイップクリームとともにサンドし、フルーツサンドにしました。いちご農家の方が、おまけにくださった小さめのいちごはタルトにしました」
「2種類の食事系サンドイッチにフルーツサンドといちごのタルトと、とっても豪華なお食事ですね。にんじんの食パンとかき菜のバターロールも手づくりとは、お見事です! わたしもパンをつくるときにハーブなどを練り込むことがありますが、ふわっと香りがつくのでおすすめです。ぜひ、これからもいろいろな食材をいかしたパンをつくってみてくださいね」
「苺とみかんと水切りヨーグルトを使った、ヘルシーでさわやかなフルーツサンドです」
「水切りヨーグルトを使うことでさっぱりとするだけでなく、フルーツの甘みも引き立つのでとってもよいと思います。柑橘類は早春の食材でもあるので、さわやかな雰囲気を感じます。テーブルクロスのバラと、イチゴの飾りがリンクしていてかわいいですね。少し大人の味になりますが、ミントをのせたりレーズンを添えてアクセントを加えるのもおすすめです」
今回、谷島せい子先生のスタジオにお邪魔させていただいたのは、事務局スタッフの小野と倉持。みなさんからご応募いただいた素敵なアイデアを、谷島先生と拝見いたしました。
応募期間の短い中、素敵なサンドイッチアイデアを送ってくださったみなさま、本当にありがとうございました!