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【食の歳時記】12月の旬を感じる食材と料理

作成者: クリナップ株式会社|2018年11月29日

旬の味覚を月ごとにご案内する【食の歳時記】。12月は、「白菜」「大根」「蜜柑」「鰤」の4つの食材について、選び方や保存方法、調理のポイントなど、これから活躍する食材をよりおいしく食べていただくための情報をご紹介します。また、旬の味覚を堪能していただくためのレシピ特集「季節を食べよう」では、「白菜」「鰤」の2レシピをご紹介! 12月のおすすめレシピをぜひお試しください。

 

12月の食材

 

白菜

 

●選び方・見分け方
色鮮やかで白い部分にツヤがあり、ずっしりと重いものを選びます。カットされたものは、葉がしっかり巻き、芯の部分が盛り上がっていないものが新鮮です。

●保存方法
新聞紙で包み、風通しのいい冷暗所で立てて保存します。

●健康や美容への効果
塩分の排泄を促すカリウムが豊富。ビタミンCや絡み成分のイソチオシアネートには抗がん作用が期待できます。

●調理のポイント
鍋ものには、汁のなかに栄養素が溶け出しているので、最後は雑炊で汁ごといただきましょう。

大根

●選び方・見分け方
ずっしりと重く、皮にハリとツヤがあり、ひげ根が少なく、葉は色が濃く鮮やかなものを選びましょう。  

●保存方法
葉を切り落としたあと、乾燥しないよう軽く湿らせた新聞紙に包み、冷暗所で保存しましょう。

●健康や美容への効果
根の部分にはビタミンC、消化酵素が豊富で整腸作用や美肌に効果が期待できます。葉はカロテン、ビタミンCが豊富です。

●調理のポイント
上にいくほど甘いので、上はおろしやサラダ、まんなかは煮物、下は味噌汁や漬物などと使い分けましょう。

 

蜜柑(みかん)

●選び方・見分け方

皮は薄く、皮表面の粒々のきめが細かいものが良質です。皮の色は濃く、ツヤのあるものを選びましょう。 

●保存方法
温度・湿度の高い場所では痛みが早く、カビやすいので、風通しのいい冷暗所で保存します。

●健康や美容への効果
ビタミンCやカリウムが豊富で抗酸化作用があり、免疫力を高めます。風邪予防や疲労回復効果的です。

●調理のポイント
皮は「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれる漢方薬。干して風呂に入れたり、よく洗って砂糖と煮てジャムやピールにしてもおいしいです。

 

鰤(ぶり)

●選び方・見分け方
天然鰤は細く身がしまり、切り身の色が濃いもの。養殖鰤は丸々と太く、切り身は白っぽいものがよいといわれています。

●保存方法
切り身の場合、密封状態にして冷蔵庫で1〜2日ほど、冷凍にすると、1〜2週間保存できます。

●健康や美容への効果
冬の鰤は動脈硬化や心筋梗塞などの予防効果があるEPAが特に豊富。脳の活性化にいいDHAも豊富です。

●調理のポイント
アラ(魚をおろしたあとに残る頭など)を煮る場合、塩をふるなどの下ごしらえをすると臭みがなくなります。

※食材の旬などは、地域や気候などによって異なります。

 

「季節を食べよう」

韓国風のぶりの照り焼きと、白菜の中華風常備菜。
ほんのひと手間でいつもと違う味わいが生まれます。
レシピ監修:管理栄養士・可野倫子先生

 

ぶりのコチュジャン漬け焼き

【材料】(2人分)

ぶり2切れ(120g)

かぶ1/2個(50g)

干し柿10g

サラダ油小さじ1

[A]

 コチュジャン…小さじ1

 砂糖…大さじ1

 醤油…小さじ2

 酒…小さじ2

[つけ合わせ用]

 ごま油…小さじ1

 酢…小さじ2

 塩…少々

 
【つくりかた】

❶Aを合わせて漬け汁をつくり、ぶりを5分程度漬けます。

❷フライパンにサラダ油を熱し、ぶりを両面焼き、最後に残ったAをぶりに絡ませ、皿に盛りつけたら、ぶりの漬け焼きはできあがり。

❸つけ合わせをつくります。かぶはいちょう切りにし、干し柿は細く切ります。ごま油、酢、塩で和え、ぶりの横にそえてめしあがれ。

★調理のポイント:漬け汁には漬けすぎないようにしましょう。

 

ラーパーツァイ(辣白菜)

【材料】(2人分)

白菜100g

小さじ1/3

少々

[A]

 赤とうがらし(輪切り)…1/2本

 砂糖大さじ1/2

 ごま油大さじ1/2

 酢大さじ1/2

 花山椒小さじ1

 
【つくりかた】

❶白菜は葉と茎に分け、葉は3cm幅、茎は縦5cmの長さに切ります。

❷①に塩をふり、よくもんでしんなりしたら水を切ります。

❸鍋にAと水を入れて温めます。

❹ボウルに②の白菜を入れ③を注ぎ、ラップをかぶせて上に重しをし、15分くらい漬けたらできあがりです。

★調理のポイント:常備菜、お弁当にも便利な一品なので、多めにつくっておくのもおすすめです。

 

このコンテンツは、キッチンを通じた楽しいふれあいの場づくりに貢献するために、食や暮らしに関する情報の収集、調査・分析を行っているクリナップの生活研究部門「おいしい暮らし研究所」が監修をしています。