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【食の歳時記】1月の旬を感じる食材と料理

作成者: クリナップ株式会社|2019年1月6日

旬の味覚を月ごとにご案内する【食の歳時記】。1月は、「小松菜」「ごぼう」「金柑」「鰆」の4つの食材について、選び方や保存方法、調理のポイントなど、これから活躍する食材をよりおいしく食べていただくための情報をご紹介します。また、旬の味覚を堪能していただくためのレシピ特集「季節を食べよう」では、「小松菜」「ごぼう」を使った2レシピをご紹介! 1月のおすすめレシピをぜひお試しください。

 

1月の食材

 

小松菜

●選び方・見分け方

葉はハリとツヤがあり肉厚で濃い緑色のもの、茎は厚くピンとしたものを選びましょう。

●保存方法
乾燥しないように湿らせた新聞紙などに包み、根元を下にし、冷蔵庫の野菜室で立てて保存しましょう。

●健康や美容への効果
カルシウムの含有量は、ほうれん草の3倍以上ともいわれ野菜の中でもトップクラス。β-カロテンや鉄分も多く含まれています。

●調理のポイント
茹でたり、炒めたりと、加熱する際は栄養素が流出しないよう手早く調理しましょう。

 

ごぼう

●選び方・見分け方

ひげ根が少なく、全体的に均一な太さのものを選びましょう。皮に栄養や旨味が豊富なため、泥つきのものがおすすめです。

●保存方法
泥つきの場合は湿らせた新聞紙で包み、冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存します。洗ってあるものは、湿らせた新聞紙で包んでビニール袋で密封し、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

●健康や美容への効果
食物繊維が豊富で整腸作用があるため、便秘解消に効果的です。皮に含まれるポリフェノールは、がん予防などの効果に期待できます。

●調理のポイント
ごぼう本来の旨味や風味を損なわないため、皮は軽くこそぐか、たわしでこする程度にし、独特の香りや歯ごたえを楽しみます。

 

金柑(きんかん)

●選び方・見分け方

色が濃くハリとツヤがあるものを選びましょう。ヘタが茶色く枯れているものは避けましょう。

●保存方法
できるだけ冷蔵庫には入れず、風通しの良い冷暗所で保存しましょう。

●健康や美容への効果
金柑に含まれるビタミン類は喉の痛みの緩和や、咳止めに効果があるとされ、のど飴の原料にも用いられています。

●調理のポイント
皮には実を上回るほど栄養が豊富。皮ごと生食でき、丸ごと甘く煮た金柑は「金冠」と当てて、豊かさを願う縁起物として正月料理の定番です。

 

鰆(さわら)

●選び方・見分け方

皮は光沢とハリがあり、斑点が濃いものを選びましょう。切り身は尾に近い部分がおいしいです。

●保存方法
切り身は余分な水分をふき取り、ひとつずつラップで包み冷蔵保存しましょう。

●健康や美容への効果
白身魚の中では、EPA、DHAが豊富で、血液をサラサラに保ち、ガン予防、中性脂肪やコレステロールの低減にも効果が期待できます。

●調理のポイント
身が軟らかく身割れしやすいので、塩を振ったり、調味液に漬けてから調理します。西京焼きや幽庵焼きがおすすめです。

 

※食材の旬などは、地域や気候などによって異なります。

 

「季節を食べよう」

小松菜を使った和風のおかずと、和洋両方の味が楽しめるごぼうのおかずをご紹介します。
旬の食材の旨味をたっぷり味わえる、とっておきのレシピです!
レシピ監修:管理栄養士・可野倫子先生

 

小松菜と油揚げの炒め煮

【材料】(2人分)

小松菜…150g

油揚げ…1/3枚

ごま油…大さじ1/2

[A]

 だし汁…50ml

 みりん…小さじ1

 醤油…大さじ1

 砂糖…小さじ1

 

【つくりかた】

❶小松菜は根元を切り落とし、4〜5cmに切ります。

❷油揚げは熱湯をかけ、短冊切りにします。

❸鍋にごま油を熱し、①の茎を炒めます。しんなりしてきたら葉を強火で炒め、さらに油揚げを加えて炒めます。

❹③にAを入れ、中火で3分程度煮たらできあがりです。

★調理のポイント:小松菜は茹でずに油で炒めます。油と一緒に摂取することでβ-カロテンの吸収力がアップします。

ごぼうの唐揚げ(二色風味)

【材料】(2人分)

ごぼう…2/3本(60g)

かたくり粉…適宜

塩…少々

揚げ油…適宜

[トッピング]

 あおのり…少々

 カレー粉…少々

 

【つくりかた】

❶ごぼうはたわしでさっと洗い、斜め薄切りにします。

❷①の水気をキッチンペーパーでふき取り、かたくり粉をまぶします。

❸鍋に揚げ油を熱し、②を180℃で3〜4分程度揚げます。

❹器に盛り付け、お好みのトッピングをかけたらできあがりです。

★調理のポイント:ごぼうは二度揚げするとカリッとした歯ごたえになります。あおのり、カレー粉のほか、ごまなどとも合います。

このコンテンツは、キッチンを通じた楽しいふれあいの場づくりに貢献するために、食や暮らしに関する情報の収集、調査・分析を行っているクリナップの生活研究部門「おいしい暮らし研究所」が監修をしています。