キッチンはいつもきれいにしておきたいけれど、毎日忙しく、使う度に散らかってしまう。
「笑顔収納をわが家でも取り入れたい! でも何から始めればいいの?」という方に、お助けグッズの力を借りて、どなたでも始めやすい笑顔収納のコツをご紹介します。
整理収納というと「捨てないと」「美しく収納しないと」とがんじがらめになってしまい、億劫に感じてしまいませんか?
kitchen tripで収納アイデアをたくさん教えてくださっている、整理収納アドバイザーの大熊千賀先生は、いらないものを「捨てる」という考え方から、お気に入りのものや大切なものを「選ぶ」という考え方に転換することで、家族が心地よく過ごせるのだといいます。
そんな家族の笑顔あふれるハッピーな暮らしをつくる整理収納が「笑顔収納」なのです。
テレビやSNSなどを見て「このグッズ素敵!」とすぐに買いに走ってしまうあなた、ちょっとお待ちください。あなたのキッチンに合うものでなければ、無用の長物に。あなたのキッチンを最大限に活かす収納グッズ選びをお伝えします。
❶収納するモノに合わせて
なんとなくで買ってきてしまうと、入れたいものが入らないなんてことになってしまいます。
「ここではこれを使うから、これを入れるためのグッズが必要」というように、入れるものからグッズのサイズ感、形を考えていくと失敗しません。
❷スペースを正確に計測
グッズを買う前に、それを置く収納スペースをしっかり計測しておきます。
いざ使おうとするとスペースに収まらなかったり、ムダな隙間ができてしまった、と残念なことにならないために大切なステップです。
❸四角いモノ
丸い形のものもかわいらしく、絶対ダメということはありませんが、スペースをムダなく活用したいという方には、角ばった四角い収納グッズがおすすめです。
❹定番のモノ
同じグッズで揃えると統一感が生まれ、スッキリと整います。定番のもので揃えておけば、ひとつ壊れてしまっても、ひとつだけ買い足せて統一感をキープできます。
❺あなたの使いやすさ
「誰かがいい」ではなく、自分にとって使い心地がいいものでないと長続きしません。触り心地や重さなど、自分に合うかどうかを実際に触って確かめてから買うことをおすすめします。
食器棚に食器を重ねて収納すると、どうしても取り出しやすい上の食器ばかり使うことになってしまいます。
コの字ラックを使うと、2段に分けて収納できるので、下の食器も取り出しやすくなり、持っている食器をフル活用できるようになります。
存在感が薄く見栄えがいい透明の素材や木目調のデザイン、伸縮式などさまざまなラックがあるので、収納棚の素材やスペースに合わせて選んでみてください。
調味料や食材などの保管・収納に活躍するのが、キャニスター。透明なものだと中身がひと目でわかるので、うっかり切らしたり、ムダに買い足してしまったりする心配がありません。
大きいサイズのものに在庫を入れて、普段使うものは小さめのものに小分けにするなど、サイズによって使い分けても便利です。
取手付きのキャニスターも使いやすく、握力が弱い方でも安心ですよ。
何をどこに収納するか指定席を決めてしまえば、悩まず片付ける仕組みができるので、もう散らかりません。ラベルを貼ると、自分も家族も収納場所がひと目でわかって大助かり!
家族には、「ここには朝食セットがしまってあるから、支度を手伝ってくれると助かるよ」などと説明をプラスすることで、収納やお手伝いがよりスムーズになります。
100円ショップなどでも手に入るマスキングテープは、手軽に取り入れられます。跡が残らずきれいに剥がせるのも良いところ。
収納ラベル用のテープや幅や色のバリエーションが豊富にあるので、内容によって色分けしたり、使用期限をメモしたり、工夫次第で大活躍しますよ。
お好みのフォントできれいにラベルが作成できるラベルライター。美しく統一感のあるラベルが作成できるので、見栄えが良いのが魅力です。
自分ひとりで家中の収納を管理し、きれいに保つのは大変です。笑顔収納なら誰でもわかる簡単なルールづくりで無理なく続けられるので、家族みんなで共有・協力しておうちのきれいをキープできます。
「ものがゴチャゴチャ」「使いたいものが見つからない」というストレスから解放されて、笑顔あふれる豊かな暮らしを叶えましょう。