キッチンでの作業を家族と共有したい方のために、「お手伝い促進」を目指した収納方法をご提案します。
食事の準備、お弁当の支度、キッチンまわりの掃除など、過去の取材で実際に伺ったお話を参考につくった収納例もありますので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
おさえておきたいポイントはふたつ。
①は、同じタイミングで使うモノや同じ種類のモノを、わかりやすいように1か所に収納するということ。
②は、できるだけ使う人に合わせて収納場所や収納方法を考えてあげるということ。特に、小さいお子さんにお手伝いをお願いしたい場合は、②が大切になります。
収納例を見ながら、ふたつのポイントについて解説します!
シンク下の引出し(中段)の一角に、「毎日使う掃除用アイテム」をまとめて収納しています。日々のこまめな掃除を手伝ってもらう場合は、このように取り出しやすいところによく使うものをまとめておくという方法もおすすめです。
1か所にまとめて収納すると、収納場所がわかりやすく覚えやすいのが大きなメリット。まとめて収納する場合は、ラベルを貼って収納物の置き場所をわかりやすくしておくのがポイントです。ラベルが貼ってあると片付けるときも迷わず元通りにできるので、整理整頓も楽になりますよ。
ここでは、ゴミ箱の奥に突っ張り棒をセットしてゴミ袋を収納。このように同じ場所に収納すれば、ゴミ出しからゴミ袋セットまでの流れもスムーズになりますね。家族からの「ゴミ袋はどこ〜?」なんて声も聞こえなくなるはず!
毎日使うカトラリーや、使用頻度の高い小皿を1か所に収納しておけば、日々のお手伝い促進につながります。お子さんやお孫さんに手伝ってもらう場合は、身長に合わせて収納場所を決めましょう。
ひと手間加えてケースにラベルを貼っておけば、片付けのお手伝いもお願いできそうですね。
「慌ただしい朝食の準備を少しでも手伝ってもらいたい!」
そんなときは「食器セット」を用意してみるのはいかがでしょうか。カップボードなどの取り出しやすいところに食器とお箸やカトラリーをまとめておいて、このセットをそのまま食卓に出して並べてもらう、という方法です。
お弁当袋やランチクロス、水筒などのお弁当グッズを1か所にまとめて「お弁当コーナー」をつくり、お子さんのお手伝いを促すアイデアです。お子さんのお手伝い促進の場合は、お子さんの目線に合わせて、収納する場所や収納方法を工夫してみてくださいね。