素敵なレストランやカフェのように、料理道具を壁にかけたり、飾り棚に食器をディスプレイしたり、あえて“見せる”収納を取り入れたいという方も多いのではないでしょうか。見せる収納はおしゃれなだけでなく、必要なときにサッと手が届くのもいいところです。
ただ、見えるところにたくさんモノが出ていると散らかっているように見えてしまうことも。
ゴチャ見えを回避し、サマになる収納のコツをご紹介します。
見せる収納のメリット
見せる収納はおしゃれなだけでなく、取り出す手間やどこにしまったか忘れてしまうといったプチストレスを解消してくれます。よく使うモノを見せる収納にするとすぐに使えて便利ですよ。
- おしゃれなインテリアになる
- 使いたいモノにすぐ手が届く
- 自分も家族も何がどこにあるかひと目でわかる
- 収納が少ない場合も外に出しておけるので、モノを置くスペースが増える
素敵に見せる収納のコツ
色や素材を揃えて。色数は3色まで!
色や素材がたくさんあるとどうしてもゴチャゴチャとした印象になってしまいます。色は2、3色にとどめ、統一感を意識してみましょう。
素材選びはナチュラルな雰囲気を演出するなら、木目、麻や綿といった自然素材。一方、モダンで洗練された印象にしたい場合は、スチールやガラス、シンプルなプラスチック製のアイテムを組み合わせると、クリーンでスタイリッシュな仕上がりになります。
自分の好みからコーディネートの柱となる色やテイストを決め、それを中心に合う色や素材を組み合わせていくとブレることなく、まとまりのある収納になります。
毎日使うモノをキッチン前に
毎日使うモノをキッチン前にかけておくと、道具にすぐに手が届き時短になります。さらにその道具が眺めていて気分が上がるお気に入りのモノなら、なお良いですね。料理がもっと楽しくなり、お手入れをする気持ちも自然に生まれてくるはずです。あまり使わないモノをかけておくと、ほこりがたまりやすいのでご注意を!
カゴに入れておしゃれに
細々したモノや生活感が出やすいモノはカゴにまとめておくとすっきり片付き、おしゃれに見えます。家族で共有するモノや自由に食べていいおやつを決めてカゴに入れておくと、家族もわかりやすく各自で取れるので便利です。
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カゴ選びでも印象や使い勝手がガラッと変わるので、お好みのテイストや用途に合わせて選んでみてください。取手が付いているモノは持ち運びできるので重宝します。
収納アイテムを活用して、生活用品もすっきりと
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料理の道具以外の生活用品をキッチンに置くご家庭も多いようです。よく使うモノや忘れないように目の届くところに置いておきたいという場合にも見せる収納がおすすめ! 収納アイテムを活用して、生活感が出過ぎないようにするとスマートです。インテリアに馴染む色を選ぶとより良いですね。中身がわかるようにしたいという方は透明タイプを選んでも良いでしょう。
見せる収納に憧れはあるけれど、センス良くできる自信がない……という方は、今回ご紹介したポイント取り入れてみてください。ちょっとしたコツで普段のキッチンが見違えるかもしれません。まずは自分自身が素敵と思えるような空間を目指して楽しい収納づくりを!
プロフィール

大熊千賀
暮らしStyle代表。住宅収納スペシャリスト、整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロとして活動。また認定講師として育成にも力を入れている。クリナップショールームにて収納リフォームセミナー、他講師を務め、受講者は10年で12,000人超。3児の母でもあり、「笑顔のある暮らし」を目指し、ライフスタイルに合わせた整理・収納法を提唱している。