食と住に深く関わる企業であるクリナップは、現代における“食の大切さや役割”を、皆さまと共に見つめ直すことが大切だと考え、生活研究部門である「おいしい暮らし研究所」が中心となり、聖徳大学さま、武庫川女子大学さまのご協力のもと「キッチンから笑顔をつくる料理アカデミー」を企画、提供してまいりました。ここでは、多彩な講師の方からいただいた貴重なご講義や実習の内容をお届けします。
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講師:藤崎 久美子 フードコーディネーター。イタリアに留学し、郷土料理や家庭料理を学ぶ。帰国後、「食を通して心と体の中から健康に!」をコンセプトとした手打ちパスタ&イタリア家庭料理教室を主宰。 |
ズッキーニのオムレツ
【材料】(4人分)
ズッキーニ…1本(200g)
パルミジャーノチーズ(削ったもの)…20g
塩…少々
こしょう…少々
卵(M)…4個
EXVオリーブオイル…大さじ2
【つくりかた】
❶ズッキーニを5mmの薄切りにし、塩水に漬けてアクを抜きます。アク抜きをしたら水で洗い、水気を拭いておきます。
❷フライパンにEXVオリーブオイルを入れて熱し、①のズッキーニを並べて焼き、粗熱を取ります。
❸ボールに卵を割りほぐし、②とパルミジャーノチーズ、塩、こしょうを加え、味を調えます。
❹フライパンにEXVオリーブオイルを入れて熱し、③を流し入れて焼きます。
❺④のまわりが固まったら、全体をひっくり返して火を通します。
きのこ類のトマトソースパスタ
乾燥パスタ(ペンネ)…160g
パンチェッタ(ベーコンでも可)…50g
にんにく…1/2片
たまねぎ…1/4個(50g)
EXVオリーブオイル…大さじ1
マッシュルーム…50g
しめじ…50g
舞茸…50g
乾燥ポルチーニ(エリンギでも可)…5g
イタリアンパセリ…4本
ホールトマト缶…1/2缶(200g)
生クリーム(脂肪分45%)…50cc
塩…小さじ1/4〜
こしょう…少々
【つくりかた】
❶にんにく、たまねぎ、イタリアンパセリをみじん切りにします。しめじは石づきを切り落として小房に分け、舞茸も小房に分け、マッシュルームは縦4等分に切ります。
❷乾燥ポルチーニは、軽く水洗いして30ccの水で戻します。戻し汁は取っておきます。
❸パンチェッタは8mm角の拍子切りにし、フライパンで炒めます。
❹③に火が通ったら、①のにんにく、たまねぎを加えてさらに炒めます。
❺④のたまねぎが半透明になったら、①のマッシュルーム、しめじ、舞茸を加えます。
❻⑤に火が通ったら、②のポルチーニ、ポルチーニの戻し汁をこしたもの、トマト缶、塩を加え、30分以上煮込みます。
❼⑥の仕上げに生クリームを加えてひと煮立ちさせ、塩、こしょうで味を調えます。
❽アルデンテ(歯ごたえのある固さ)に茹でたパスタを⑦と合わせ、塩、こしょうで味を調えます。
❾お皿に盛り付け、①のイタリアンパセリを振りかけたら完成です。
魚の紙包み焼き
生サーモン(切り身)…4枚(320g)
塩…小さじ1/2
じゃがいも…2個(200g)
プチトマト…12個
イタリアンパセリ…4本
白ワイン(辛口)…大さじ1
ドライトマトのオイル漬け…2枚(15g)
黒オリーブ…4個
緑オリーブ…4個
EXVオリーブオイル…大さじ4
オーブンペーパー…4枚(今回使用したのは、30cm×30cmのもの)
【つくりかた】
❶生サーモンの両面に塩を振り、10分ほど置きます。
❷プチトマトはヘタを取り、横半分に切ります。じゃがいもは1mmの厚さの薄切りにして水にさらします。
❸種を除いたオリーブとドライトマトを細かく刻み、EXVオリーブオイルと合わせておきます。
❹オーブンペーパーにEXVオリーブオイル(分量外)を塗り、じゃがいも、③(半量)、①、白ワイン、③(残りすべて)、プチトマト、パセリの順に乗せ、包みます。
❺200℃に予熱したオーブンで15~20分ほど焼いたらできあがりです。
次回の実習編③では、「ナポリ風ミートローフ」や「パンナコッタ」など、バラエティ豊かなイタリア料理のレシピをご紹介します。
[つづく]
「食と健康vol.1-実習編③カラフルで楽しいイタリア料理」を読む>>
この記事は、平成24年に開講されたクリナップ寄付講座「キッチンから笑顔をつくる料理アカデミー」の内容をまとめたものです。