キッチンの部位によって、使用できる洗剤や掃除道具は異なります。キッチンをきれいに使い続けるために、使用前に知っておくと役立つお手入れ情報をまとめました。毎日・週1・月1でチェックしたいお手入れスケジュールも、ぜひご参考に!
使っていい洗剤とダメな洗剤
キッチンの掃除をする際、間違った洗剤を使ってしまうと素材を傷めてしまう可能性があるため、注意が必要です。洗剤を使う際は、記載されている注意等に従い、用法・用量を守ってお使いください。
使っていい洗剤
日常のお手入れの基本は、「中性洗剤」
各部の素材を傷める心配も少ない、お手入れの基本の洗剤です。界面活性剤の力で汚れを落とします。使用後は必ず、洗い流すか水拭きをして洗剤を落としましょう。
*チャーミー、キュキュットなど
中性洗剤で落としきれない汚れには、「弱アルカリ性洗剤」
中性洗剤で落としきれない汚れに威力を発揮。ただし、研磨粒子を含むものは研磨粒子に弱い素材に使う時は注意が必要です。クリナップでは、「研磨剤20%」程度のものを推奨しています。アルカリ成分の肌への影響を避けるため、なるべくゴム手袋を着用しましょう。
*ジフ、ホーミングクレンザーなど
頑固なこびりつきやカビなどには、「アルカリ性洗剤」
頑固な汚れに強い洗剤ですが、塗装面などを変色させてしまう場合もあるのでご使用の際には注意が必要です。塩素系漂白剤もこの仲間です。使用した箇所は念入りに流しましょう。
*マジックリン、キッチンハイターなど
使ったらダメな洗剤
酸性洗剤は絶対NG!!
主にトイレの洗剤として強力な洗浄力を発揮しますが、キッチンに使うと各部の素材を傷めてしまう可能性が高いので、ご使用にならないでください。
*サンポールなど
ゴミ収集器用ヌメリ取り剤(塩素系)はステンレスのサビの原因となりますので、なるべくご使用にならないでください。また、美・サイレントシンクの場合は、成分にケイ酸塩(オルトケイ酸ナトリウム)を含む配管洗浄剤はお使いにならないでください。変色・変質のおそれがあります。
洗剤を選ぶ際の注意
使用可能な洗剤の商品一例もご紹介しましたが、商品名が同じでも液性が異なる場合がありますので、成分表示のご確認をお願いいたします。
キッチンの部位ごとの洗剤の使用可否は、『ぴかぴか読本・キッチン編』で詳しくご紹介していますので、参考にしてみてください。
常備しておくと便利な掃除グッズのご紹介
掃除用スポンジ
食器洗い用とは別に、掃除用のスポンジもお忘れなく。手の届きやすいところに置いておけば、シンクやワークトップの汚れが気になったときにすぐに掃除ができるので、きれいな状態を保ちやすくなりますよ。
メラミンスポンジ
シンクやワークトップ、水栓金具のお手入れにも使えるメラミンスポンジ。ステンレス・アクリストン・セラミック、すべての素材にお使いいただける万能アイテムです。
ただし、美コートワークトップでご使用いただく際には注意が必要です。メラミンスポンジの効果が大きいため、逆に磨いた部分だけきれいになりすぎてしまうことも。使用時は、周囲のことも考えて全体にまんべんなくスポンジを当てて掃除をするようにしてください。
古歯ブラシ
スポンジでは掃除のしにくい細かい部分の掃除で役立つ歯ブラシ。たとえば、ワークトップとガスコンロやIHの間のすき間やガスコンロのバーナーキャップなどの部品類、 シンクや水栓まわり、食洗機の残さいフィルターのお手入れ時にも、歯ブラシがあると便利です。
アクリストン(人工大理石)シンク・ワークトップのお手入れに
アクリストンシンクとワークトップは特に、色素沈着にご注意ください。
汚れが気になったらメラミンスポンジでこまめに掃除をしましょう。週に一度、台所用洗剤をつけたスポンジで掃除をすると汚れの堆積を防ぐことができます。
理想的な年間のお手入れスケジュール
最新のキッチンは、古いキッチンに比べて掃除が簡単。サッと拭くだけできれいに保てるので、ゴシゴシ洗う必要もありません。ただ、そのためには日々のお手入れが肝心です。
汚れをためずに快適にお使いいただくための、お手入れスケジュールの一例をご紹介します。ぜひご自分の暮らしに合わせた無理のないスケジュールを組んでみてください。
毎日
- ①シンク/ワークトップ:1日の終わりにサッと洗ってカラ拭きを。
- ②排水口/食洗機の残さいフィルター:溜まったゴミは、必ず処理しておきましょう。
- ③キャビネットの扉:扉に飛び散った水や油の汚れは、その場でサッとひと拭き!
- ④トッププレート(ガスコンロ/IH):コンロのトッププレートは、乾ききってこびりつかないうちに拭き掃除を。
- ⑤レンジフード:手の届く範囲だけでも毎日拭いておきましょう。
- ⑥グリル(ガスコンロ)/ロースター(IH):使ったら、忘れずに油を落としてから、よく洗い流しましょう。
週に一度
- ①シンク:気になるところはメラミンスポンジで。
- ②ワークトップ:洗剤をつけたスポンジで洗い、カラ拭きで仕上げましょう。
- ③水栓金具:メラミンスポンジなどで汚れを落とし、最後はカラ拭きで磨き上げてください。(できれば毎日がおすすめです!)
- ④ガスコンロの五徳など:浸け置き洗いでこびりつきを早めに落としましょう。
- ⑤キャビネットの扉:扉や取手の細かい部分の汚れを落としましょう。
- ⑥壁パネル:こびりついてしまった汚れがあったら、ペーパータオルを使った湿布法で。
月に一度
- ①シンクの防臭パイプ:防臭パイプを取り出して、中までしっかり洗いましょう。
- ②ガスコンロのバーナーキャップ:目詰まりをチェックして、汚れを落としましょう。
- ③レンジフードのグリスフィルター:グリスフィルターが詰まらないうちにお手入れを。
2か月に一度
- 洗エールレンジフード:洗浄ランプがついたら自動洗浄を行ってください。
半年~年に一度
- ①レンジフードのファン:ファンを取り外してお手入れしましょう。
- ②浄水器/アルカリイオン整水器:カートリッジ交換をお忘れなく。お得な定期配送コースも!
気づいたら直ちに!
- ①シンク/ワークトップ:水アカやもらいサビ、調味料の汚れを発見したらすぐに対処しましょう。
- ②水栓金具:水の出が悪くなったら、水栓のストレーナーをチェック! お手入れ方法はコチラ。
- ③IHクッキングヒーター:こびりつきを発見したら、早めに落としましょう。
お手入れ方法に悩んだら、クリナップ公式サイトのQ&Aもご参考に!
お客さまから寄せられたお手入れに関するQ&Aをまとめてご紹介しています。ぜひあわせてご活用ください。