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No.1には理由がある! こだわり抜いた製品づくり【第2回:オールスライド&フロアコンテナ】

リフォーム大賞で第1位(2020年はSTEDIA、ラクエラ。CENTROは第2位)を含めて、毎年TOP3に全キッチンシリーズがランクインするクリナップ。No.1の評価を受けるには、当然ながら理由があります。そんなクリナップのこだわりをお届けします。今回は、クリナップの収納革命ともいわれたオールスライドとフロアコンテナ!

収納の常識を変えた! クリナップの発見

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いまでは当たり前の、収納部すべてが引出し式のキッチン。この「オールスライドキッチン」を発売したのは、クリナップが業界初。1998年、CENTROの前身「S.S.」のフルモデルチェンジのときでした。
オールスライドのアイデアが生まれたのは、日常のふとしたシーンでのこと。開発担当者が、「事務用のデスクはすべて引出し式で上から中身が見渡せるのに、なぜキッチンは一部を除いて開き扉なのだろう……」と疑問に思ったことがきっかけだったのだそう。

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さらに、開発を進める中でクリナップが気づいたのは、動作の数の違いでした。
開き扉収納の場合、たとえば奥にしまった鍋を取り出すときに、[扉を開く・しゃがむ・探す・手前のものを取り出して除く・鍋を取り出す・手前のものを戻す・立ち上がって鍋を置く・扉を閉める]と最大で8つの動作が必要になります。対して引出しの場合は、[引出しを開ける・鍋を取り出す・引出しを閉める]の3つの動作のみ。「オールスライドが家事効率をあげる」という発見も、その開発が進んだ理由のひとつでした。

フロアコンテナという「革命」。なぜ高さが21cmなのか……

  • CENTROのフロアコンテナは19cmとなります。

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1999年、キッチン収納の「革命」ともいえる出来事が起こりました。それが、オールスライドに足元収納「フロアコンテナ」を加えたキッチンの発売です。

昔のキッチンには、開き扉の収納部の下に台輪(けこみ)がありました。屋内北側のジメジメしがちな場所にキッチンスペースがつくられることが多かった当時、床付近からの湿気を防ぐために台輪は必要でした。ですが、時代の変化とともにキッチンがLDKに置かれるようになり、台輪が不要に。そのデッドスペースに目をつけたことで、フロアコンテナが誕生したのです。

計画当初、まず開発担当者の自宅写真を持ち寄ることから始めました。そこで担当者が驚いたのが、キッチンから溢れ出るモノがいかに多いかということ。特に調理家電や買い置きの飲料がキッチンに収まっていない光景が多く見られました。そのことから、ホットプレートや缶ビールなどを入れることを目的とし、開発が進められました。重要なポイントとなる高さを決めるにあたり、さまざまなご家庭への調査を行なって導き出されたのが「21cm」という高さ。高さ21cmのフロアコンテナには、ビールのロング缶やカセットボンベのコンロが立てて収納でき、土鍋やホットプレートも入ります。
フロアコンテナをつくったことで、台輪分のデッドスペースだけでなく、従来の引出し上部に余ってしまっていた空洞部分もなくなり、キッチンの収納容量が格段にアップ! すっきりとしたキッチンを叶えるために、いまでは必要不可欠なものとなりました。

「スーッ」と開け閉めできる、快適な引き心地の秘密

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引き心地のよさを支えている重要なポイントは、レールにあります。
オールスライドの開発を進めていた頃、スライドレールシステムのトップメーカーであるオーストリアのブルム社が、キッチンやダイニング向けの商品を開発し、高い評価を得ていました。そのことからブルム社とパートナーシップを結び、S.S.のサイレントレールを導入。静かに閉まるダンパー機能が搭載されています。
スライドがなめらかだからこそ、食器などの壊れやすいものも安心して収納ができます。また、重さのある調理道具などをしまっても、片手での開け閉めが可能です。

快適にお使いいただけるキッチンであること。その思いが、クリナップのすべてのモノづくりにつながっています。

  • 「S.S.」は、2018年に「CENTRO」へとモデルチェンジいたしました。

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