ライフステージ別収納・見直しポイント第2回は、10歳〜高校生のお子さまがいるご家庭向けです。
収納のちょっとした仕掛けで、お子さまの家事参加を促し、生活力を育んだり、食育につながるような収納づくりをご紹介します。
・ライフステージ別収納・見直しポイント(1)【年少~9歳編】はこちらから≫
ひとりでできちゃう!セルフサービス収納
ある程度の年齢になったらお子さまも家族の一員として家事に参加してほしいですが、口うるさく「お手伝いして」と言うのは親御さまにとってもお子さまにとってもストレスですね。そのお悩み、収納で解決できるかもしれません。自分のことは自分でできるシステムづくりをすることで自然と家事参加を促してみましょう。
自分で自由に選べるおやつコーナー

忙しい朝のモーニングセット
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忙しい朝こそ朝食の準備はセルフサービスに。ひとつの引出しに朝食で使う食器やカトラリーをまとめておけば、1か所で準備が済むので迷うことなく準備ができます。炊飯器やトースターもその近くに配置するとスムーズですね。
留守番も安心のランチセット
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子どもだけでも昼食の準備ができるランチセットもおすすめです。引出しにレトルト食品と食器、カトラリーをひとまとめにしておきます。火を使わないレトルト食品は子どもだけでも安心です。「どれにしようかな」と選べるように種類をいくつか用意しておくとお子さまもお留守番のなか、楽しみながら準備ができます。
お弁当セットもひとまとめに
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お弁当箱や箸、水筒など、お弁当の道具をまとめて収納しておくとお子さまもわかりやすく、お手伝いしやすくなります。箸や水筒の準備などできることから手伝ってもらいましょう。バラバラになりがちなおかずカップやピックなどの小物はケースに入れてまとめておくと便利です。
すぐに飲めるプロテインセット
成長期やスポーツに打ち込んでいるお子さまなどプロテインを飲む場合には、自分で準備ができるようにプロテインセットをまとめておきましょう。シンクの近くに置くようにすると準備や片付けもスムーズです。
親子でも楽しめるお菓子づくりセット
お菓子づくりが好きなお子さまにおすすめしたい、製菓道具をまとめた収納。プロ顔負けの道具があればますますやる気が起きて腕前が上がるかも! 親子で一緒にお菓子づくりをすることでコミュニケーションにもつながります。
お子さまがひと目でわかるようにまとめて収納しておけば、簡単にできるので「わからない」「面倒くさい」を回避できるはず。お子さまに「楽しい」「もっとやりたい」と思ってもらえたら大成功ですね。
プロフィール

大熊千賀
暮らしStyle代表。住宅収納スペシャリスト、整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロとして活動。また認定講師として育成にも力を入れている。クリナップショールームにて収納リフォームセミナー、他講師を務め、受講者は10年で12,000人超。3児の母でもあり、「笑顔のある暮らし」を目指し、ライフスタイルに合わせた整理・収納法を提唱している。