近年の世界的なSDGs推進の流れの中で、私たちクリナップでも持続可能な社会づくりに貢献するための活動を続けています。
取り組んでいるテーマとしては、大きく3つあります。
さて、2020年10月に日本政府は気候変動への対応として、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言しました。 私たちも事業活動の中で、カーボンニュートラルに向けてさまざまな取り組みを進めているところで、具体的には、物流における積載効率の改善や、営業車両の低燃費化やエコドライブ推進といった施策により、着実にCO2排出量削減へとつなげています。 詳しい内容につきましては、クリナップホームページに掲載しているサステナビリティレポートを、ぜひご覧ください。
バスルームから考える環境貢献の第2回は、環境保全にもつながる弊社製品の汚れにくさ、お手入れのしやすさ、そしてお手入れを起点とした環境にやさしい暮らしについてまとめました。ずっと快適キレイにお使いいただくためのヒントと合わせてご紹介します。
蒸し暑い夏が過ぎてカラッとした秋がやってくると、カビの心配が無くなってひと安心。果たしてそうでしょうか。気象庁のデータ(※1)を見てみると、2024年の東京都の月間平均相対湿度は9月の81%をピークに、10月は79%、11月が69%と高く、ようやく12月になって54%に落ち着きます。一方気温を見ると、9月の最高気温が30.9℃、10月が24.5℃となっており、湿度70%以上・温度25℃以上というカビが発生しやすい温湿度環境(※2)は、中秋になっても続いていることがわかります。
しかもバスルームは、他の部屋と比べて高温・高湿の状況に置かれる時間帯が多いことからも、気を抜きがちな秋や春でも、カビに関しては決して安心できる状況ではないことがわかります。近年の高気密住宅の保温性の高さも鑑みると、年間を通してバスルーム内のカビ対策は必要となるでしょう。
※1 気象庁「過去の気象データ検索」より ※2 文部科学省「カビ対策マニュアル」より
カビが発生してしまうと、落とすのに多くの労力が必要です。しかも大量の湯水や洗剤を使うこととなります。日々のお手入れをしっかりすることで手間も減って、エネルギー消費も抑えられ環境負荷も減らせるので、カビ対策はとても重要です。
バスルームにカビを発生させないようにするには、以下の2つを守ることが大切です。まずひとつ目は「日々のお手入れ」。そして「充分な換気」です。
先述のようにカビ発生要素には高い湿度・温度がありますが、もうひとつ「カビのエサ」があります。これは体から落ちた皮脂や石けん分が主なもので、入浴の際にフロアや壁に飛び散って残ることで、それをエサにしてカビが繁殖します。これらに日々注意するだけで、格段にカビの発生が抑えられます。
日々のお手入れの方法としては、一日の最後に入浴した方がカビの発生しやすい箇所を中心にシャワーで洗い流します。最後に水に切り替えて流すと温度も下がって、さらに良いでしょう。そして終わったら、朝まで換気をすること。シャワーをかける際は、特に壁とフロア、壁と天井、壁と浴槽のつなぎ目、いわゆる目地にカビが根を張ってしまうと厄介なので気をつけましょう。
その点、クリナップのシステムバスルーム「セレヴィア」は、すべての目地部分にカビの入り込みにくい「クリンパッキン」を使っていますので、お手入れが大変ラクです。日々のシャワー洗浄と週1度程度の洗剤を使ったしっかりお手入れで、キレイが保たれます。
クリンパッキン以外にも、お手入れをサポートする機能がセレヴィアには盛り込まれています。バスルームで汚れが溜まりやすいのは、フロアや浴槽エプロンなど比較的下の方に位置する部分です。テーブルやカウンター裏など見えにくいところも要注意です。
フロアは、独自の足ピタパターン加工で清掃性と水切れの良さを両立した「足ピタフロア」。緩やかで浅めの溝はスポンジが奥まで届きやすく、少ない力でしっかりお掃除ができます。
意外とお手入れの盲点になりがちなのは浴槽エプロン。浴槽から溢れた皮脂汚れを含んだお湯、体洗いで飛び散った石けんカスが付着しやすい場所です。セレヴィアは表面シートにフッ素を練り込んで汚れを流しやすくしています。
テーブルは水切れの良い収納棚が組み込まれた「とってもクリンテーブル」を標準装備。裏面まで頻繁に洗いやすいよう、簡単に脱着しやすくなっています。
日々お手入れに気をつけていても、これを忘れたら元も子もありません。それは「換気」です。入浴後、お手入れ後には、必ず換気をして浴室内を乾かし湿度を下げましょう。
その際、早くしっかり換気したいからといって、窓やドアを開けて換気扇を回すという方も見かけますが、これは大きな間違い。窓やドアを開けて換気扇を回すと空気の流れが偏り、バスルーム内の上の方だけを吸い込むようなかたちになってしまいます。ですので換気の際は、窓とドアを閉めて、ドア換気口(ガラリ)から空気を取り入れるようにしましょう。こうすることでフロアから天井まで良好な空気の流れが出来て効率よく換気されます。
換気効率を上げるには、換気扇選びも重要なポイントです。セレヴィアでのおすすめは「乾爽!除湿ファン」。衣類の乾燥にも適した「除湿乾燥」、浴室内の温度を下げる「さわやか」、予備暖房となる「ほんわか」、「換気」と4つの運転モードが使えて、「除湿乾燥」モードを使えば素早く短時間で換気が完了します。
日々のお手入れとしっかり換気で、快適で環境にもやさしいバスライフを!
●爽快!除湿ファンの除湿乾燥モードは、雨の日の室内干しにも最適。
■『バスルームから考える環境貢献』シリーズ
第1回 「温室効果ガス排出量削減に貢献するバスルームと入浴の心得」を読む>>
■『キッチンから考える環境貢献』シリーズ
第1回 「温室効果ガス排出量削減につながる加熱調理の心得」を読む>>
第2回 「食器洗いに気をつけて温室効果ガスの排出量を減らそう!」を読む>>
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