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-キッチンから考える環境貢献-【第2回】食器洗いに気をつけて温室効果ガスの排出量を減らそう!

近年の世界的なSDGs推進の流れの中で、私たちクリナップでも持続可能な社会づくりに貢献するための活動を続けています。

 取り組むテーマとしては、大きく3つあります。

  1. 気候変動への対応
  2. 資源循環の推進
  3. 水資源の有効活用

 さて、202010月に日本政府は気候変動への対応として、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言しました。 私たちも事業活動の中で、カーボンニュートラルに向けてさまざまな取り組みを進めているところで、具体的には、物流における積載効率の改善や海上輸送へのモーダルシフト、営業車両の低燃費化やエコドライブ推進といった施策により、着実にCO2排出量削減へとつなげています。詳しい内容につきましては、クリナップホームページに掲載しているサステナビリティレポートを、ぜひご覧ください。

 前回は温室効果ガス排出量削減につながる加熱調理機器の使い方をまとめましたが、今回のテーマは「食器洗い」です。一見関係ないように思われるかもしれませんが、水の節約も実は、温室効果ガス排出量削減につながります。なぜなら浄水場や下水処理場で水を処理する際、ポンプで水を吸い上げる際に電気が使用されているからです。また、食器洗いにはお湯を使うことも多く、その際にガスを燃焼させるからです。そのほか、食器洗いに際して、私たちが気をつけるべきことについて、一緒に考えて参りましょう。本編でご紹介しているCO2削減に関するデータは、すべて資源エネルギー庁・省エネポータルサイト「家庭でできる省エネ」(文中*)を参考にしていますので、ご興味のある方は、そちらもぜひご閲覧ください。

お湯の出しっぱなしはやめて、低温を心がけて

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まず気をつけたいのがお湯の出しっぱなし。たとえば45℃のお湯をシャワー水栓で流す時間を1分間短縮した場合、年間でガス12.73㎥の省エネとなってお金も190円節約できます(※)。また、水道4.38㎥の節水につながり、CO2排出削減量も28.39kgに(*)。洗い桶などを利用してため洗いすればこびりつきも落としやすくなり、だいぶ流す時間も短縮できます。

 また、余程しつこい油汚れでもあれば別ですが、むやみに高温にするのではなく、汚れの落ち具合に合わせてできるだけ低温に設定することも大切です。油汚れは予めヘラやぼろ布などで拭き取ってから洗うなど、お湯や洗剤だけに頼らないように気をつけたいところです。

 最近のキッチン水栓は、「節湯・節水機能」が充実したものが増えてきました。環境への配慮はもちろん、ムダを出さないことで家計にも配慮しています。

 吐水・止水をこまめにできる「タッチレス水栓」や「ハンズフリー水栓」もオススメです。水を出すときも止めるときも、センサーにサッと手をかざすだけ。後片付けの作業もグンと捗ります。

20243月時点の東京ガス(東京地区)の単価1㎥あたり15円を基準に算出。

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寒い冬にはゴム手袋の利用がオススメです

SBT_02_ILL_003寒い冬は水道管の冷え切った水がなかなか温まらず、お湯になるまで待って無駄に水を流してしまうこともあるかと思います。そんなときはゴム手袋を使えば、多少冷たくても我慢できるので試してみてはいかがでしょう。

 水やガスの無駄使いが減らせるうえ、直接洗剤に触れないため手荒れが防げるというメリットも。ハンドクリームを使う量も減りますし、皮膚科受診の頻度も減らせるなど、ほかにもさまざまなメリットがくっついてきます!

食器洗い乾燥機は食器が少ないときは運転を控えて

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 近年では食器洗い乾燥機を採用される方も多くなっています。性能も時代とともに高くなり、手洗いよりも少ない水で洗えて電気代も抑えられ、トータルで見て省エネ・節水が実現できるようになっています。
 食器洗い乾燥機を使用する際に気をつけたいのは、食器が少ない状態で運転しないこと。これはもちろん、実践されている方も多いことと思いますが念のため。たとえば、昼に出た一人分のわずかな食器は軽く予洗いして食器洗い乾燥機にセットしておいて、夕食後の家族分の食器とあわせて洗浄するなど、効率的に使うようにしましょう。
 それこそワンディッシュで済むようなランチであれば、サッと手洗いしてしまったほうが手っ取り早いかもしれませんね。

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★最新の食器洗い乾燥機は、手洗いと比べて約1/9の節水!

 

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