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バスルームから考える環境貢献-【第4回】洗濯物の室内干しを、快適・省エネ化

作成者: クリナップ株式会社|2026年6月24日

 近年の世界的なSDGs(※1)推進の流れの中で、私たちクリナップでも持続可能な社会づくりに貢献するための活動を続けています。

 クリナップとして取り組んでいるテーマとしては、大きく3つあります。

  1. 気候変動への対応
  2. 資源循環の推進
  3. 水資源の有効活用

 さて、2020年10月に日本政府は気候変動への対応として、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言しました。 私たちも事業活動の中で、カーボンニュートラルに向けてさまざまな取り組みを進めているところで、具体的には、太陽光発電や低GHG(※2)(温室効果ガス)排出量のエネルギー転換、物流における積載効率の改善や低燃費の営業車両の採用、そして省エネ活動といった施策により、着実にGHG排出量削減へとつなげています。詳しい内容につきましては、クリナップホームページに掲載しているサステナビリティレポートを、ぜひご覧ください。

 梅雨のさなかのリリースとなる、バスルームから考える環境貢献の第4回。これから本番を迎える夏に向けて、多くのご家庭が抱える「洗濯物の部屋干しの悩み」をテーマに、サステナブルな未来につながる暮らしのヒントを考えていきます。

※1:SDGs(持続可能な開発目標):2015年に国連で採択された、2030年までに持続可能で豊かな社会を築くための17の国際目標

※2:GHG=Greenhouse Gasの略称

 

洗濯物の部屋干しを常にしているご家庭は3割近く

 

  梅雨時など雨天時に行われることの多い洗濯物の部屋干しを、近年では年間を通じて頻繁に行うご家庭が増えているようです。その要因としては、春先にピークを迎える黄砂や、春と秋に猛威を振るう花粉への対策であったり、夏の間はいつ来るかわからないゲリラ豪雨の不安に備えてであったり、都市部では年間を通じて発生の恐れがあるPM2.5への対策が挙げられます。冬場は寒い外だとなかなか乾かないから、という理由もあるでしょう。

 マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した「洗濯に関する調査」(2022年)によると、洗濯物の乾かし方は外干し59.7%、部屋干し28.8%、乾燥機6.8%、浴室乾燥4.6%という結果が出ています。複数回答アンケートによるものなのでざっくりとですが、部屋干しが行われる割合は3割程度あるようです。年代別でみると20~30代で部屋干し比率が高く、30代では37.3%と最も高くなっています。若い共働き夫婦だと在宅率も低いので、部屋干しが多くなるのは当然かも知れません。

 

部屋干しのお悩みを解決する「浴室干し」

 

 さまざまな理由で部屋干しが必要になるお宅が存在しますが、一方でお困り事もあります。よく言われるのは、「リビングに干すと雑然とした部屋に見えてしまう」「生活動線に邪魔になる」など。また、ただ部屋に干すだけだと生乾きになったり、ニオイが付いたり。それを避けるために、エアコンで除湿運転をすることになったり……。
 そこで、解決策となるのが「浴室干し」です。浴室には換気扇が付いているので、その換気扇を利用するだけでも時間をかければ洗濯物は乾きますが、昨今では浴室換気乾燥機を採用されるお宅も増え、洗濯物の乾燥に利用されています。換気扇の場合は、浴室全体が乾燥した状態からでないとしっかり乾かすのは難しいですが、浴室換気乾燥機であれば、入浴後の浴室を乾かすのと同時に衣類を乾かすことも可能になります。

 

「爽快!除湿ファン」で、部屋干しを快適・省エネに

 浴室干しに便利な浴室換気乾燥機ですが、一方で問題もあります。まずひとつは、電気代が案外かかってしまうことです。1回の衣類乾燥(衣類重量6kg)にかかる電気代は約134円と試算されています。これは、一般的な浴室換気乾燥機がヒーター式を採用しているためです。強力に衣類を乾燥させる温風を生み出すのにエネルギーが必要になります。このことはまた、もうひとつの問題につながります。それは、温風を衣類に当てるため衣類にシワができたり縮んだりなど、デリケートな素材の衣類には適さないことです。
 こういった問題を解決するのが、クリナップのシステムバスルームセレヴィアのアイテム「乾爽!除湿ファン」です。
 他の浴室換気乾燥機と大きく異なるのは、ヒーター式よりエネルギー効率の高い「ヒートポンプ式」を採用しているところです。ヒートポンプ式というのは、電気から熱を起こすヒーター式と違い、空気中の熱を吸い取る「熱交換」により熱を起こす方式(身近なところではエアコン・冷蔵庫などで使われています)。熱交換の動力としてのみ電気を使うため消費電力が抑えられます。試算によると、1回の衣類乾燥(衣類重量6kg)で約51円と、約83円も低コストとなっています。
 さらに、温風は40℃前後と低いため衣類にやさしく、ヒーター式に比べて除湿時の消費電力量が少ないことに加え、除湿しながら効率的に乾燥できるため、省エネ(CO2排出量を約62%削減※3)と乾燥時間の短縮を両立。環境性能の高いものとなっています。

 ちなみに単純にエネルギー効率(COP)をヒーター式とヒートポンプ方式とで比べると、ヒーターが約100%なのに対して、ヒートポンプは300~500%となります。つまり同じ量の熱エネルギーを発生させるのに使われる電力は、ヒートポンプ式がヒーター式の1/3~1/5程度で済むわけです。現在我が国の電力は、その70%近くが化石燃料を主原料とする火力発電からまかなわれています。よりエネルギー効率の高い電化製品を選んで使うことは環境負荷を大幅に減らし、サステナブルな未来に直結する行動と言えるでしょう。

 ※3:メーカー試験条件 28℃ 60%浴室サイズ1620、衣類重量6kg(4人家族想定)、一般的な換気乾燥暖房機と比較した場合。

 

「部屋干し」の際は以下のポイントをおさえて

 

  性能の高い浴室換気乾燥機を使用しても、干し方が良くないとせっかくの効果が減少します。乾爽!除湿ファンの取扱説明書でご案内している「干し方のコツ」をご案内しますので、換気扇をご使用の方も一般的なヒーター式の方も、ぜひご参考になさってください。

●洗濯物の間隔は、湿気がこもらないようにすき間(約5~10 cm)を開ける。

(ハンガーの数は、物干しバー1本あたり7~10本が適当です)

厚手の洗濯物(ジーパン・トレーナーなど)

・温風の吹き出し口近くに吊り下げる。

・ベルト部などの乾きにくい部分は吹き出し口近くにし、ポケットは裏返して外へ出すと乾きやすくなります。

薄手の洗濯物や乾きやすい化繊の洗濯物(Tシャツ・ブラウス・下着など)

・物干しバーの片端に吊り下げる。

長めの洗濯物(ズボン・バスタオルなど)

浴槽の水を抜き、浴槽の中まで伸ばして干す。(シワになりにくく、形崩れしません。多少乾燥時間が長くなります)

また、ハンガーに掛けずに、物干しバーに洗濯バサミなどで吊るすと早く乾きます。

 

 外干しと浴室干しを上手に組み合わせて

 

 洗濯物は、できれば天気のいい日に外干ししたいという方も多いと思いますが、夏場は強烈な陽光で衣類を傷めるおそれがありますし、不意のゲリラ豪雨の不安が常にあります。また、黄砂やPM2.5が衣類に付着すると健康被害を引き起こすだけでなく、衣類に入り込んで繊維を痛めることも考えられます。こういったダメージの積み重ねが、衣類の買い替えサイクルに影響することもあるでしょう。ですので外干しをメインにされている方も、ぜひ季節や状況に応じて浴室干しを上手に組み合わせてみてください。大切な衣類を長持ちさせるためにも、ぜひご紹介した干し方のポイントもご参考になさってください。
 これから浴室のリフォームなどを考えていらっしゃる方は、「乾爽!除湿ファン」が採用できるクリナップのSELEVIAをご検討されてはいかがでしょう。可動式の物干しバー「乾動!優レールハンガー」と組み合わせれば乾燥効率がより高まりますので、併せておすすめします。

セレヴィアについて詳しくはこちら>>

 

■『バスルームから考える環境貢献』シリーズ 

第1回 「温室効果ガス排出量削減に貢献するバスルームと入浴の心得」を読む>>

第2回 「汚れにくく、お手入れしやすいバスルームで環境にいい暮らし」を読む>>

第3回 「あったかくて体にやさしいバスルームで環境にいい暮らし」を読む>>

■『キッチンから考える環境貢献』シリーズ 

第1回 「温室効果ガス排出量削減につながる加熱調理の心得」を読む>>

第2回 「食器洗いに気をつけて温室効果ガスの排出量を減らそう!」を読む>>

第3回 「長~く使って温室効果ガスの排出量を減らそう!」を読む>>

第4回 「カンタンおいしい!エコクッキングに挑戦」を読む>>

第5回 「次もまた、ステンレスでサステナブル」を読む>>